美容師を離職する理由について

美容師に憧れて美容師を目指す人は多いと思います。
しかし美容師を目指す前に、もう一度美容師になる覚悟があるのか考えてみて下さい。
美容師になる事自体はそれほど難しい事ではありません。
ですが美容師を続ける事は非常に難しいと言えるでしょう。

美容師の離職率について

美容師は数ある業種の中でも最も離職率が高い仕事の1つだと言えます。
どれぐらい高いのかというと、美容師になって1年以内に50%の人が離職し、3年以内に80%の人が離職します。
そして美容師になって10年後には92%の人が離職するというとんでもない業界なのです。

離職率が高い理由

離職する理由の第1位は、仕事が激務でありながら、給料が安すぎるという点です。
美容院が開いている時間帯はずっと働き続け、そして閉店後に技術を磨くために練習を行う訳です。
最近はブラック企業という言葉も浸透しましたが、美容師も労働環境の悪さではブラック企業と呼べるでしょう。

労働時間が長く、肉体的にしんどい上に、精神的にも疲弊してしまい、辞めてしまうという訳です。
他にもシャンプーやパーマ液などで手荒れがひどくなってしまったり、腕が腱鞘炎になったり、シャンプーで腰を痛めてしまうなど、職業病が原因で辞める人も少なくありません。

後は美容師に限った話ではありませんが、職場の人間関係が原因で辞めてしまう人も少なくありません。
美容師の場合は、師弟関係、上下関係がかなり厳しいという事も覚悟しておく必要があります。

美容師免許の合格率自体は70〜80%と比較的高く、美容師になる事自体は難しい事ではありません。
ですが2年間専門学校に通い、美容師免許を合格して、1年以内に離職してしまうという事がないように、美容師になりたいと思ったら美容院でアルバイト体験をし、美容師のアシスタントがどれぐらい大変なのか、体験してみる事をオススメします。

美容師が稼げない理由について

美容師といえば専門学校に通い、国家資格である美容師免許に合格しないとなる事が出来ません。
そしてアシスタントとして下積みし、技術を磨きようやく一人前の美容師として手に職を付ける事が出来る訳です。オシャレで華やかな世界のように見えるので、さぞ美容師は稼いでいると思っている人もいるかもしれません。では美容師の平均収入について紹介します。

美容師の平均収入について

美容師の平均収入は、理容師と合算したデータでは、年収で285万円程度となっています。
この年収を聞いて、そんなに安いの?と驚いた人も多いのではないでしょうか?
ちなみにサラリーマンの平均年収が400万円程度ですから、美容師は一般の人よりも稼ぐ事が出来ない仕事だと言えます。

もちろん美容師と言っても、全国展開している大手チェーンの店舗で働いているのか、自分自身で独立して美容院を運営しているのか、または都心部でカリスマ美容師として雑誌に紹介されるレベルなのか、条件によっては稼いでいる美容師も存在するでしょう。
ですが平均年収を見れば、稼いでいる人は本当の一握りの人だけで、多くの美容師は年収が低くても、仕事のやりがいを求めて頑張ってい
ると言えるでしょう。
ではどうして美容師の平均年収が低いのか、その理由について紹介します。

美容師の平均年収が低い理由

まず下積み時代が長い事が、平均年収が低い最大の理由だと言えるでしょう。
美容師はアシスタントからスタートします。
店内の掃除をしたり、電話や受付、シャンプーなどアシスタントの時点ではお客様のヘアスタイルを担当する事はありません。アシスタントを3〜5年程度経験し、その後ジュニアスタイリスト、スタイリスト、トップスタイリスト、店長というふうに昇進に従い年収もアップしていきます。

しかし、平均年収が低いのは、多くの人がアシスタントの段階で離職してしまうためです。
アシスタント自体は、仕事で覚える事が多く、仕事が終わった後に技術を磨くために練習をする必要があります。そのため労働環境は悪く、給与も安く、1年目で約半数以上の人が離職する世界です。